靴下の穴が紡ぐ拡張現実感

電車で革靴を脱ぎ足を組んで座っているおじ様がいました。
どーんと前に突き出す感じで主張しまくりの親指部分は、残念ながら穴がポッカリ。
難しそうな顔をしてなにやら考え込んでいましたが、大変残念。難しい顔も台無しです。
穴をのぞいていて思い出したことが一つ。
先日SAMSUNGの偉い人の講演を聴く機会があったのですが、その方は「未来のテレビの一つとして、透明テレビというのがある!」という話をしていました。
透明テレビとは、全体がガラス板のように透明なテレビで、現在のテレビ機能の他に、透かして見た対象物の情報を補完することができる機能がついているというもの。
例えば、このガラス板で空を見れば、透明な板の上にこの後の天気予報や現在の気温、湿度などが表示されます。
他にも、スーパーで見かけたりんごを透かしてみたとして、そのりんごが我が家のりんごだったら、画面に私の父親の顔が浮かぶかもしれません(顔が怖くて買わない人がでたりして)。
これでももしうまく伝わらない場合は、ドラゴンボールのスカウターを思い出してください。相手の戦闘力がピピピとわかるアレ。最近のテレビ放送でも、スカウターが無くて困ったフリーザさんがギニュー特戦隊を呼んでましたよね(笑)
いわゆる、拡張現実感(AR:Augmented Reality)の世界。
ドラゴンボールを例に出すと、結構遠い未来のことのように思えますが、最近話題になっている「セカイカメラ」のヒットもありますし、だんだん身近な概念になってきつつありますよね~。
冒頭の未来のガラス板で例の靴下おじさんを好かして見たら、場合によっては○○会社の社長さんだったり てことがわかっちゃうわけです、きっと。画像検索機能あたりが働いて、ピピピピピと。ひょっとすると戦闘力なんかもわかちゃうのかも。
ARの世界が便利なのかどうかはいまいち自分もピンと来ないのですが、例えば飛行場の整備士さんなんかは大変助かるらしいです。整備士さんは膨大なマニュアルを抱えつつ整備を行っているので、いちいち参照するのが大変らしいのですが、もしAR側で整備の場面に応じた適切な情報をスカウターに表示させることができれば、適切かつ効率的に整備を行うことができます。(一部では既に使われているらしい)
実用的じゃなくても、ガラスを通して見た世界が、リアルの世界と異なる世界になっているというのは、面白そうな感じがしますよね(と、自分は思うのですが)。
ただ、ARの世界は、ますますダダ漏れしそうな個人情報流出が怖いなぁとも思う。
個人情報を守るために、人間にもフィルターが必要な時代が来るのかもしれないなぁと、穴あき靴下のおじさんを見ながら考えてしまいました というお話。おしまい。

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