マスカテル・フレーバーとは何ぞ??

Royal Muscatel tea
Royal Muscatel tea

出張者に人気のインド土産といえば、やっぱり紅茶

ここのところ毎週のように日本からの出張者がデリーを訪れていますが、出張者が行きたがるお土産屋さんのNo.1はやっぱり紅茶屋さんです。

インドは世界最大の紅茶生産国です。ただ、日常的に紅茶を飲む習慣があるため国内消費が大きく、輸出されているのはごく一部の高級品に限られていることから、輸出量はそれほど大きくありません。インドの紅茶は生産地がそのまま紅茶の名前になっていて、インド北東部のダージリンやアッサム、南部のニルギリが有名です。

インド=紅茶ということもあって、出張者たちは紅茶を買い求めに行きたがるわけですが、でも実は出張者ご本人が「わたくし実は紅茶通でして・・・」という人は少ないんです。多くは、「嫁さんが紅茶が大好きでさ〜、この前試しにちょっと買っていったら「何でもっと買ってこなかったの!」って怒られちゃってさぁ〜」という人が多いです。 

いつも行く馴染みの紅茶屋さん(Mittal teaというお店)のおっちゃん曰く、「紅茶の繊細な味わいや香りを楽しむためには鋭い感覚が必要で、多くの場合男性よりも女性の方が感覚が鋭いので、紅茶は男性よりも女性へのプレゼントとして喜ばれるんですよ」なのだそうですよ。

そんなこんなで出張者たちはせっせと紅茶屋へ足を運び、オススメされるがままに紅茶の試飲をし、「これ本当に紅茶?お湯じゃないよね??」なんてブーブー言いながら、たくさん買っていきます。奥さん喜んでくれるといいですね・・・。

セカンドフラッシュのダージリンと言えば、マスカテル・フレーバー

最近お茶屋さんで絶賛売り出し中なのが夏摘み茶、いわゆるセカンドフラッシュです。5月〜6月の北インドの気候条件が製茶に最適なのだそうです。

セカンドフラッシュの中でも特に有名なのがダージリンで、その中でも選りすぐりの芯芽(ゴールデンティップス)がたくさん含まれている「Royal Muscatel tea」という品名の贅沢なお茶があります。パッケージにもちゃんとFTGFOP(Finest Tippy Golden Flowerly Orange Pekoe)と書かれています。このロイヤル・マスカテル・ティー、このお店のラインナップの中では頭一つ飛び抜けて高くて、通常100gで400〜500INR (700〜850円)なのに、この商品は100gで800INR(1,400円)とほぼ倍の金額!ただ、店主曰く、このお茶はアロマが強く、飲み込んだ後で素晴らしい香り(多分、いわゆるMuscatel flavorのこと)が喉の奥から広がってくるのを楽しむことができるのだそうです。

ちなみにかつて私は「Royal Muscatel tea」という品名を見てもマスカテル・フレーバーを連想できず、「このお茶ってブドウから作っているのかな・・・珍しいお茶もあるもんだなぁ、試しに買ってみよう」と購入し、家で「おお、なんかブドウっぽい味する!」と全然間違った方向で盛り上がっていたという黒歴史があります(コンビニでよく見かけるリプトンのマスカット・ティーのようなのを想像していたとは恥ずかしくて言えない)。

未だにマスカテル・フレーバーのことをちゃんと理解していないのは確かですが、少なくともブドウから作られたお茶ではないことは理解しました。

意外と高値で売られているインドの紅茶

ちなみに、インターネットでたまたま調べ物をしていたときに、このお店の紅茶が実は日本で結構な高値で売られていることに気がついてしまいました。

例えば、先ほどのRoyal Muscatel tea、日本だと100g 4000円ちょい(インドのほぼ3倍!)のところとか、60g 5,000円(インドのほぼ5倍ちょい!)という強気なところも。

私のスーツケースに、この100gのパッケージが150個は入りそうなので、4000円で売ったとしても、375,000円の儲けじゃないですか・・・。こ、これはりんごを売るより儲かりそうだな、ゴクリ・・・。

・・・と、純粋に紅茶を楽しまず値段に目が行ってしまう小市民っぷりに自分自身ガッカリしてしまいますが、マスカテル・フレーバーを楽しめるのは上質のダージリンに限られるため、それだけ貴重なのだそうです。だから紅茶ファンとしては多少の高くても痛くもかゆくもないのでしょうね(私が家電を買うときに高スペックのものを買おうとする心理と同じですね(?))。


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