
[sited from : http://www.calendarlabs.com/holidays/india/karva-chauth.php]
しょっぱなから格好悪い見出しですが、他に良い案が思いつかず・・・。
ちょっとタイミングが遅くなりましたが、インドでは10月11日にKarva Chauth(カルバチョート)という行事がありました(満月の日に行うので、毎年タイミングが違います)。
これは、既婚女性が夫の健康などを願って一日断食を行うヒンドゥー教の祝祭行事です。インドの方に一日の流れを教えてもらったのですが、
- 朝日が昇る前に起床&食事、夜明け前に断食を開始。
- その後は食べ物はもちろん、水も飲まない。
- 夕方くらいになったらドレスアップ。メヘンディ(ヘナのタトゥ)をしたり、自分の一番のサリーを着たり、アクセサリーをつけたり等々。
- 月が出たら、家族で月を見に行き、月の神様にお供えをし、ザル?のようなもので月を見る。
- これが終わると水を飲むことができ、また夫から食事(スイーツ?)を口に運んでもらって断食終了。
という流れです。
昨年一人で住んでいたときは、夫のために断食をするなんて大変そうだなぁ、しかも逆パターン(夫が妻のために断食をする)がないなんてインドらしいなぁくらいしか思っておらず、あまり関心がなかったのですが、昨年と違って今年は家族が一緒なので、家族に関わる行事は気になってしまい、あれこれインドの人に聞いて調べてしまいました。
一見、「夫のために断食」というインパクトが大きく、女性が一方的に辛い思いをするイベントにも見えますが、結構女性の方も楽しんでいるようです。普段家事に追われる主婦が美しくドレスアップする機会になるし、このタイミングで夫から新しいサリーやアクセサリーを買ってもらうのも一般的なようですし、いつもは帰りが遅い夫も妻のために早く帰ってきて、食事やお菓子をせっせと妻の口に運ぶのだそうです。
知り合いのインド人家族のところでは、もう中学生くらいになった息子が、ちゃんと母親のためにお月見に参加して、断食後、ぶっきらぼうな態度だけど、「ん」とか言いながら母親の口にお菓子を運んだりするんだそうですよ。なかなか微笑ましいなぁと思いました。
我が家では、今年のカルバチョートのことを当日の朝ヨガの時間に知ったので、満足に準備することができませんでした。ベランダから大気汚染で霞んだ月を見つつ、お昼に買っておいたマカロンを嫁さんに食べさせたというのをかろうじてやりましたが、来年は嫁さんが乗り気だったら、ちゃんとやってみようかな(サリーっていくらするんだろう・・・)。
ということで、日本の月見とはちょっと違った、インドのお月見の紹介でした。月見というよりは、1122の日なのかもですね。
![Karva Chauth [sited from : http://en.wikipedia.org/wiki/Karva_Chauth#mediaviewer/File:Karva_Chauth.jpg]](http://chounan.aomoriapple.jp/images/2014/10/Karva_Chauth-640x426.jpg)
[sited from : http://en.wikipedia.org/wiki/Karva_Chauth#mediaviewer/File:Karva_Chauth.jpg]
![Mehndi [sited from : http://en.wikipedia.org/wiki/Mehndi#mediaviewer/File:A_Henna_or_Mehndi_applier,_Rishikesh.jpg]](http://chounan.aomoriapple.jp/images/2014/10/800px-A_Henna_or_Mehndi_applier_Rishikesh-640x480.jpg)
[sited from : http://en.wikipedia.org/wiki/Mehndi#mediaviewer/File:A_Henna_or_Mehndi_applier,_Rishikesh.jpg]
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