不安を胸に、コチ(コーチ?昔はコーチンと呼ばれていたようです)空港に到着。あまり大きくない、田舎の空港という感じで、到着者の名前が書かれたプレートを持つドライバー達も少なく、さて我が家のお迎えは・・・と思って探したところ、Mr.Kudoの名前を発見。とりあえずドライバーがいてくれてホッ。
聞いてみると、ドライバーは「友達が来るから行けない」と言っていた彼でした。友達はどうしたんだ?と聞くと、フフッと笑ってごまかすのみ。一体何があったんだ。。。
さて、今回の旅は、ほとんどが確定していないまま来てしまったので、ドライバーにhouse boatは乗れるのか、船着き場の場所は分かっているのか等々とりあえず質問攻めをしてみるも、得意のno problem。具体的に分かったのは船着き場があるクマラコム村まで、いきなり3時間のドライブとのこと。。。
とは言え、ボートに乗れる!、クルージングできる!と楽しみにしながら耐えること結局3時間半。すっかり日が沈み辺りは真っ暗の中、我らの船とご対面。
クルージングを楽しみにしていた我らは、現地で対面したエージェントの「夜はクルージングしません、今日は止まっている船に寝るだけです」という予想外の説明にずっこけましたが、一旦今いる運河から湖へ移動してそこへ停泊するということで、しばしのクルージングへ。
(後で知ったのですが、夜は村人たちが漁に出ているので船が出せないのだそうです)
小さな甲板にでると、寒いデリーとは違う暖かで土のにおいが感じられる風を身体で受けとめることができ、しばしのリラックスタイム。息子は舵を操作しに行ったりあちこち部屋を見に行ったりと楽しそう、「私はコチよりも高知県がいいなぁ」とダジャレを言っていた嫁さんもちょっと楽しそうでホッ。ホッとしてばかりの初日でした(笑)


翌朝。
前日は真っ暗闇だったので全く気がつきませんでしたが、かなり広い湖に停泊して宿泊していたようでした。ベンバナード湖というところで、アジアで2番目に広いのだそうです。


クルージングをしながら朝食をとるということになり、どこに行きたいかと聞かれたので、「昨夜エージェントには伝えたけれど、漁をしているところが見たい、そこで捕ったエビを食べたい、スパイスの畑に行きたい、ココナッツの森に行きたい etc」と全部伝えたところ「聞いてない」とのお言葉。
意思伝達が悪いのは良くあること、とめげずにまぁまぁ聞いてないかもしれないけれど行ってみようぜと伝えたところ、エビについては地元の漁師のところに買いにいくことになり(そもそも漁は夜しかやらないらしい、最初から言ってよ。)、スパイスの畑やココナッツの森は「そんなの見てもつまらんと思うよ。クルージングしているとその辺に見えるから大丈夫(お前らは毎日見てるからだべさ)」ということで手を打ちました。
クルージング中、「バナナ!バナナ!」とバナナの木を見つけて喜ぶ私を見て、生暖かく笑っていた船の運転手。オマケに操舵中にあくびを連発し、毎日同じ事をして飽きているんだなぁというのがヒシヒシと伝わってきました。息子と戯れているときが一番楽しそうにしていました。







ということで、約3時間程度でクルージングは終了。
操舵士の計らい(ひょっとしたら謀られたかもだけど)で、特にどこに寄ることもなく、ゆったりとしたクルージングを楽しんできました。
息子は甲板で絵を描いたり、娘はその辺で死んでいる虫を食べようとしたり、嫁さんは娘に追われつつそれでも食事を楽しんでいたりで、それぞれ楽しかったようです。
そういえば、ケララの伝統的な衣装?であるLungi(ルンギー)という、外を歩いているほとんどの男性が巻いている腰巻きのようなものがあります。写真の我らがキャプテンは長く巻いていますが、これを半分にたたんで、ミニスカートの様にはいているおっさんもたくさんいます。

上半身裸、かつ肩にタオルを乗せてこのルンギーを着ている人もいたりして、どう見ても風呂上がりのおっさんがたくさん町を歩いているようで、最初はこの姿に違和感を感じまくり、結構ビックリしました。さすが南国。
この姿のまま自転車やバイクを乗っているおっさんもたくさんいて、息子曰く中のパンツが見える時があるそうな(みたくないけれど)。
ということで我々は湖を後にして、エージェントが絶賛していた高原リゾートとやらに向かいます。え?車で5時間もかかるの?ひえ〜〜〜(続く)

魚は海のものに似た形ですが、エビは淡水のエビですね(サイズは違いますが)。
しかしながら、kudoさんの息子さんはたくましいなぁ。見習わせたいものです。
itaniさん、最近仕事が忙しいという言い訳でその3が書けていないkudoです。
さすが、写真を見ただけで淡水か海水か分かってしまうのですね。ちなみに味は海のエビとあまり変わりませんでした。
たくましさで言うと、息子よりもインドのゴミや虫をムシャムシャ食べている娘の方がたくましさは上かもしれません。女子としてどうなのかというのはありますが。。。
それは頼もしいですね。
きっと、インドに適した腸内フローラを育てているんですよ。
聖なる川に飛び込んでも、おなかを壊さなくなりますよ 😉
私としては、聖なる川でも平気な逞しい子よりも、可憐な子になってほしいのですが・・・(笑)
でも、元気なのは良いことなので、とりあえず放っておくことにします。