がっかり力

びっくりしたことに、1週間で本を8冊も買っていました。
うち、読み終わったのはまだ半分なんですが。。。

買ったのは、脳の話2冊、睡眠の話2冊、心理学の話2冊、国の根幹は人作りだ!てな本、「がっかり力」の本。

買っているジャンル的に何だか病んでいそうな感じがしますが、いたって正常です(笑)

昔読みたいなぁと思っていた本が、amazonの中古で1円だったりすると、ついつい買っちゃうんですよね。amazonプライム会員なのに、中古ばっかり買うんで会員の意味が無いなぁと最近思います。

今回は、「『がっかり力』が何だか面白かった!」という話です。

  • 諸葛亮孔明でさえ、運がなかったばっかりに成功できなかったのだ。ましてや、凡夫の自分をや。
  • ガンジーの「非暴力・非服従」とは、「非暴力」=「がっかり力」、「非服従」=「己の中の譲れないカリカリ」
  • 水野晴郎監督の「シベリア超特急」は超傑作。

↓上記キーワードにピンときたら(今日もなんか長いです。。。)


この本を買った理由を覚えていないのですが、自分としては久々に買ったゆる~い本でした。昨日の知的財産管理技能士2級の試験ががっかりな出来映えだった自分が、がっかりな心境の時に偶然読んだ「がっかり」に関する本です。

度々出てくる「がっかり」や「カリカリ」とは何か?ですが、

がっかり感 = 現実にがっかりさせられる心の反応
カリカリ = がっかり感を否定しようとする心の力
がっかり力 = がっかりを許容する心の力

昔はカリカリ努力をすれば、がっかり感を克服できると信じられていたが、マネーゲームの世の中、資源は枯渇寸前、革命も起こらないとあっては、上流は上流のまま、下流は下流のまま(頭打ち)。

今のような時代は、カリカリよりも、自分が感じるがっかり感を赦すがっかり力が必要。克服できないのにカリカリし続けると、消えないストレスになりますよ、突き進んだらテロリズムの道ですよ、がっかり力を養いましょう。

という話です。がっかりを楽しむ余裕を持ちながら、カリカリしてもどうにもならない世の中をしっかり生きていきましょうよという感じ(一方で、他人に譲ってはならない1つだけの「カリカリ」を持つべきだそうです)。

プロ野球文化、歴史、映画、言論、恋愛それぞれについて、「がっかり」のキーワードで分析しているこの本、個人的には野球と歴史と映画がツボでした(逆に言うと、それ以外はようわからんかった。。。)

当時の阪神最高年俸で契約したグリーンウエルが神のお告げでがっかり引退 → 吉田監督「つむじ風のようなやつだった」のがっかり発言エピソード → そんながっかりな阪神を楽しみながら応援していた、がっかり力に優れたかつての阪神ファン → 星野監督以降の「勝たねば!」的カリカリ阪神への変貌 → これに同調して阪神ファンがカリカリしだしてきた話 → そんな中最近がっかり力で優れているのは横浜ファンだという話

という一連のくだりは、野球好きはニヤニヤしながら読むんじゃないでしょうか。自分は電車の中でニヤニヤを堪えられませんでした。我慢強くない自分にがっかりです。

がっかり力は、精神的ダメージをコントロールする技術として紹介されています。

自分はこの本で紹介されているような「がっかり力」は持ち合わせていないような気がしますが、精神的ダメージをコントロールする術をもっていないかというと、持っているなぁと。

自分が社会人になって一番最初に身につけたのは、「どんな出来事も無理矢理良い方に解釈する(とりあえず、「ポジティブ力」ということで)」ということでした。

入社当時、スパルタで有名な上司から結構無茶な仕事を頼まれ、出来ないとものすごーく怒られたり罵られたりするという、精神的にやばくなるんじゃないか?と思われる日々があったのですが(自分は平気と思っていましたが、周りからは心配されましたねぇ)、このときに自分の頭の中がどうなっていたかというと、怒られても、極端な話罵倒されても、頭の中で何故か励ましの言葉に変換されるというすてきな仕組みになっていました。これがポジティブ力です。これが!と自分で言ってどうする(笑)

こんな感じで、みんな誰しも、ストレスから心を守る術を持っているんじゃないでしょうか。ものごとをどう捉えるかによって、心の受け取り方も変わりますので。

「がっかり力」は、直球勝負!というよりは、スローボールみたいな生き方のようにも思えてしまいますが、こんな生き方もアリだよなぁと何となく思ってしまいます。

昔の人はどうしてたんでしょうねぇ。「がっかり力」のような話を「最近の若いもんは軟弱」みたいに言いそうな人がいそうだなぁという気がしますが、一方で昔の人がみんな星一徹のスパルタに耐えられるような強い心の持ち主ばかりではなかったのでは?と思うんですけどね。

と、このブログはいつから書評サイトになったんだ?という感じですが、この本はがっかり力についてあれこれ考えようとしなくても、グリーンウエルや諸葛亮孔明や水野晴郎やM・ナイト・シャマランなどのがっかりエピソードを読みながらニヤニヤできる楽しい本です。

負けても負けても横浜ベイスターズファンを継続している三男に是非勧めたい一冊(笑)

photo

がっかり力 (アフタヌーン新書 001)
本田 透
講談社 2009-04-09
おすすめ平均 star
starがっかりだらけの世の中だから。
star本田透らしい二項対立論のお出まし。
star評論、ではなくライトエッセイ。
starやっぱ天才!!
star「カリカリ」するな!ってことらしい。

by G-Tools , 2009/07/13


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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. posted by 三男

    7月の勝率は5割超えてるよ!!笑
    その本面白そうなので今度探してみますー(´∀`)

  2. posted by yoshi

    どもども、7月5割だったんですか!失礼しました。
    がっかり力は、8月に帰省した時でも持って行きますよ。あげる(^^)
             ____
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